重症心身障害児(者)病棟 (6・7・8病棟)
重症心身障害児(者)病棟は、6・7・8病棟の3つの病棟で129床あります。
重度の知的障害と肢体不自由が重複している方に対して、日常生活全般に介助が必要な患者さんや、人工呼吸器など医療ケアの必要性が高い患者さんが生活されています。
重症心身障害児(者)は自分で訴えることができる患者さんが少ないため、看護師は五感を使って細かな観察を行い、患者さんの心に寄り添う看護を提供できるよう努めています。
また、医師、療養介助員、療養指導員、保育士、理学・作業・言語療法士、特別支援学校の教員などと多職種で連携し療養生活を支援しています。療育生活をより楽しく過ごせるように、季節感のある行事を開催し、ご家族にも参加していただいています。
重症心身障害児(者)病棟ってこんなところ
病棟の日課
入浴介助 安全に配慮し、週2回機械浴を実施しています
行事・療養活動
重症心身障害児(者)病棟の各ケア班の活動
ケア班とは・・・
重症心身障害児(者)に対して、質の高い看護の提供やケア方法の統一を図るために、看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士等とともに活動を行っています。
- 呼吸ケア班:人工呼吸器、肺理学療法等の勉強会やラウンドを通して、看護ケアの向上を図っています。
- 口腔ケア班:歯科とも連携し、口腔・舌ケアに関する勉強会やラウンドを行い、ケア技術の向上を図っています。
- 摂食ケア班:重症心身障害児(者)は摂食ケアの個別性が高いため、患者に寄り添ったケアができるように働きかけを行っています。
- 骨折ケア班:関節変形や変形が多く、骨密度も低い患者が多いため、患者の可動域から安全な移動やポジショニングができるよう働きかけています。
- 外傷ケア班:令和6年度から班活動を開始しました。皮膚トラブルの予防や軽減が図れるよう、ケア方法の検討をしています。
重症心身障害児(者)を支えるスタッフ
さまざまな職種と連携をし、重症心身障害児(者)の生活を支えています。