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令和7年新春によせて

萩野 哲男様(院長)スーツ2

新年あけましておめでとうございます。皆様には、日頃より国立病院機構甲府病院の運営に深いご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

昨年は、新年早々に能登半島地震が発生し、8月には宮崎沖地震も起こり、多くの方々が被災されました。現在も完全な復興には時間がかかっており、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。1日も早く平穏な生活を取り戻されることを願い、今後の復旧作業が順調に進むことを祈っております。当院におきましても、災害対策の必要性を改めて痛感し、対策を少しずつではありますが進めております。

また、新型コロナウイルスをはじめとする感染症の影響もいまだ完全には収束しておらず、多くの患者さんに安心した医療を提供するために、感染対策を徹底してまいりました。同時に、病院全体の医療安全と質の向上を目指し、職員一同が一丸となって努力してきました。引き続き、万全を期して、患者さんとそのご家族が安心して療養に専念できる環境を整えてまいりますので、今後とも変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

当院は、重症心身障害児(者)医療や小児・周産期医療において、山梨県内で重要な役割を担っております。特に、重症心身障害医療の分野では、患者さんやご家族が安心して医療・療育を受けられるよう、さらなる充実を図ってまいります。また、糖尿病治療、膝やスポーツ傷害、手外科疾患に対する専門的な治療、さらに小児整形外科分野においても、地域医療への貢献に努めてまいります。

昨年、野球界で大きな話題となった大谷翔平選手の活躍は、多くの人々に勇気と希望を与えてくれました。彼の努力と献身的な姿勢は、私たちにとっても大きな励みとなり、明るい未来に向けた前向きな気持ちを改めて認識させてくれました。私たちも大谷選手のように、困難に立ち向かいながら前進していきたいと思います。

これからも、国立病院機構の一員として、医療の質を高め、安全で信頼される医療機関であり続けるために、職員一同尽力してまいります。新しい一年が皆様にとって健康で幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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令和7年 元旦

国立病院機構甲府病院院長

萩野哲男