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2020年新春によせて

2020年1月1日掲載

院長 萩野 哲男
院長 萩野 哲男

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

皆様には日頃より国立病院機構甲府病院の病院運営にご理解、ご支援をいただき、誠にありがとうございます。2020年の年頭に当たり新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は5月1日に新天皇陛下が即位され「平成」から「令和」に改元となり、新しい年を迎えました。また、アジアにおいて初の開催となるラグビーワールドカップ日本大会が9月20日に開幕し、日本が初の8強入りを果たすことができ、日本中が熱狂し、感動と勇気を与えていただきました。一方で、東日本では台風による自然災害が頻発し、強風による停電や大雨による浸水により多くの人々、家屋や病院の被害が発生しました。被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を心から願っております。

幸いにも当院は、自然災害の影響もなく無事に一年を送ることができました。日本列島はどこに住んでいても地震や台風、大雨など災害の危険がある「災害大国」ですので、これからも災害に備えて万全な準備の必要性を改めて感じております。

また、医療の面においては、少子化の進行や高齢化、さらには人口減少社会の到来による医療人材の不足、医師の働き方改革や地域医療構想の実現など課題は山積みです。当院においては少ない医師数での厳しい状況ですが、利用される患者さんの数は増加し、手術件数も増加しています。これは職員や関係者の皆さんの協力によって、最大限の努力をした結果であります。ご尽力いただきました皆さんには、この場をお借りして御礼を申し上げます。

昨年のラグビーの日本チームのスローガンは「ONE TEAM(ワンチーム)」でありました。全ての選手やスタッフたちの心が一つにならなければチームとして機能しないという意味であると私は理解していますが、これは病院での患者さんへの治療にも当てはまるものではないでしょうか。医師や看護師のみでなく、すべての職員が一つになってこそ安心で最善な医療が提供できるものと信じております。この「ONE TEAM」を合言葉に全職員が一丸となって取り組んでいくことが必要と考えております。今後も職員の皆さんが働いていて良かったと思える病院となるよう、努力してまいりますので、皆さんにはこれまで以上のご支援をよろしくお願い申し上げます。

新しい年が、国立病院機構甲府病院と職員の皆さん、また多くの患者さんにとって素晴らしい年となることを祈念して、新年のご挨拶とさせて頂きます。

2020年 元旦
国立病院機構甲府病院
院長 萩野 哲男